「しまくとぅばを知る」第1回 in 沖縄県立博物館 前半


shimakotoba

しまくとぅばプロジェクト連続講座2015年度「しまくとぅばを知る」第1回を受講してきました。

遅くなりましたが、議事録的に振り返っておきたいと思います。

開講日:4月12日(日)
講師:仲原 穣先生

危機に瀕する言語について

2009.2.19のユネスコの調査により2500言語 消滅の危機
→そのうち日本で以下8言語が対象になっています。

★極めて深刻 ☆重大な危機

北海道
★ アイヌ語
東京
・八丈語
鹿児島
・奄美語(喜界島は除外)
沖縄の言葉
・沖縄語
・国頭語
・宮古語
☆八重山語
☆与那国語

アイヌ語というのは初めて聞きました、調査時点で15人しかいなかったということです。言語がなくなるっていうのは人種が絶滅するような気持ちになります。現代のテクノロジー(動画など)を使えばなんとか残せそうな気はしますが、残しても使わなければ結局資料として残るだけで、意味がないのかもしれません。

沖縄の言葉の分類は以下のようです。

※北琉球諸語
・奄美語(喜界島は除外)
・沖縄語
・国頭語

※南琉球諸語
・宮古語
・八重山語
・与那国語

奄美語から与那国語までで話されている伝統的な言葉を琉球語という、また琉球語と共通語をまぜて使用しているのが、うちなーやまとぅぐちとのこと。普段よく聞いているうちなーぐちは標準語混ざりのものですね。本格的なものになるとすでに外国語と同じに聞こえちゃいます



*「しまくとぅばの日」制定*

2006.3.31に 9.18(くとぅばの語呂)として決まったそうですが、とくに活動はしていなかったようで、琉球新報の世論調査により、しまくとぅばを話せる人は3割ほどしかいない(あくまで自己申告) ことがわかり、2014年ごろから活動を開始したようです。活動内容は不明です

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/しまくとぅばの日

*琉球語の起源について*

琉球国の歴史と外国語との接触は、1300代〜1800代まで中国との付き合いがある。そこから伝来した言葉は以下のもの

トゥンジー(冬至)
チンクヮー(南瓜)
セーファン(彩飯)
ウンチャー(雲菜)

上記は中国からの外来語であり、標準語のガム、チョコレートなどと同じで日本語に訳すことができないものである。

では琉球語は何事関係が深いのか?

雨 アミ
石 イシ
牛 ウシ
蝦 イビ
音 オトゥ

普段使う言葉は、日本語に近いものがある。
中国語由来ではなく、日本語に近い言葉である。

日本語と琉球語は姉妹関係の言語。元々は日本祖語から分岐したもので日本語起源です、よく中国起源と勘違いされるみたいですが、沖縄はやっぱり日本です。

それでは両者が分岐した年代はいつなのか?

①言語年代学・・・1450年〜2000年前に分岐
②語彙統計論・・・1700年前に分岐

これはネット上で調べようとしましたが、深そうだったのでスルーしました。気になる方は、ググってうにげーさびら

琉球語は話し言葉として発展しており、文字として日本語で書けないものがある。
講師の方が発音していましたが、文字に起こすことができないものが多くありました。石垣島で人のことを「プッシイゥトゥ」(プもシも小さい文字)みたいな感じだったと思います。(適当)

*琉球語の多様性*

ありがとうございますでもたくさんいいまわしがあります。

奄美:アリガッサマリョタ
沖縄:ニフェーデービル
宮古:タンディガー タンディ
八重山:(ニー)ファイユー
与那国:フガラサ(ユー)

ニフェーデービルは、最近知りましたよ。「ヌーヤルバーガー ハンバーガー ニフェーデービル 」を知りました。私と同世代のうちなーは当たり前のように知ってるんでしょうね。関西でいうところの「ごめんくさい、これまたくさい、あーくさ~」って聞いてコケるくらい当たり前なんでしょうね。

その昔は海を渡ることがかなり大変で島国は独自の繁栄をしていたんだと気付かされます。関西弁も実は京都と神戸と大阪で違いますし、大阪でも泉州・堺・岸和田と、大阪市内では違ったりします。観光で行った先で、道を尋ねるとその地域独自の言葉がわかります。

沖縄では、商品を購入するときに、店員さんが「在庫を確認しましょうね〜」っていったりしますが、一般的には「(いっしょに)在庫を確認しましょうね」という意味になるんです、一人称で使う言い回しではなかったりします。最初は??と思いました。関西ではコンビニで買い物しても「おおきに」と普通に言われます。修学旅行生が爆笑してるのを見て気付かされることがあります。

後半は沖縄語の変化の特徴について書きたいと思います。

2015-05-01 | Posted in カルチャーNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment