「しまくとぅばを知る」第1回 in 沖縄県立博物館 後半


shimakotoba

*沖縄語の特徴*

*母音の変化*

3母音の原則 → 共通語の「え段 e 」が「い段 i 」に変わり、「お段 o 」が「う段 u 」に変わる。 

e → i

め → ミ
せ → シ
て → ティ

o → u

と → トゥ
の → ヌ

例)
かぜ(風) → カジ
こし(腰) → くし
こめ(米) → クミ

島唄で、「でいごの花が咲き、風(カジ)を呼び、嵐がきた」と言ってますよね。この変化があるからなんだとわかります。

「す・ず・つ」は、沖縄語では「シ・ジ・チ」になる。

例)
すな(砂) → シナ
まず(先ず) → マジ
まつげ(まつ毛) → マチギ

てぃんさぐぬ花や 爪先(チミサチ)に・・・
つめがチミになってる。「つ」が「チ」は、ここの説明どおりで、「め」が「ミ」は、「え段 e 」が「い段 i 」の変化。「き」が「チ」は、あとででてきます。

母音が続き、母音の連続(連母音)は、「あい ai/あえ ae」が、「お o」に変化、「あう au・あお ao」が「ええ ee」に変化。

例)
だいじ(大事)→ デージ
まえ(前)→ メー
さお(竿)→ メー
たう(唐)→ トー

最近の沖縄では、でーじ◯◯という使い方しますが、すごく・大変という意味で使っているようで、本来の意味とはすこし違うようです。

沖縄のAUは沖縄セルラーといって、本州のものとは違うんです、そのため本州のAUから沖縄のAUに乗り換えもできる。沖縄のAUは、EEになるからだったんですね!

一音節ごの場合は、音変化させた後に伸ばす。

例)
け(毛)→ キー
よ(世)→ ユー

目は、ミーなんですかね?目医者がミーイサンになるらしい?関西ではメンシャになる。普通は眼科っていいますね。

*子音の変化*

「き」は「チ」、「ぎ」は「ジ」になる。

例)
きいろ(黄色)→ ちいろ

ここで出てきた、爪先(チミサチ)の最後の「き」は「チ」になりました。

語中の「〜り」は「イ」になる。
※ただし、直前の母音が(-i)だと変化しない。

例)
のり(糊)→ ヌイ
くだり(下り)→ クダイ
きり(霧)→ チリ

※注のところの例が思いつきません。具体的にどんなものなんでしょうかね?

母音「a」と母音「a」に挟まれた子音「w」 は、脱落する。
※「-awa」が「aa」になる。

例)
かわら(瓦)→ カーラ
あわせ(泡瀬)→ アーシ

沖縄で有名なミミガーは、耳側(みみがわ)がこの変化によるものです。琉球大学のテストに出そうですね。

擬音「ン」はマ行やナ行など、鼻音が変化した語が多い。

例)
むかし(昔)→ ンカシ
たたみ(畳)→ タタン

沖縄ではしりとりが終わらないかもしれません。

*沖縄語の分のしくみ*

指示詞「こ・そ・あ」は、「ク・ウ・ア」に変化

例)
これ(こいつ)も → クリン
あそこの童 → アマヌワラビ
そこだよ → ッンマ ヤマ

あれは、そのままアレなんかな?

共通語「〜は」沖縄語で「ヤ」
※直前の母音(a,i,u)やン(N)とくっついて音変化をおこす。

例)
花は → ハナー
水は → ミジェー
雲は → クモー
銭は → ジノー
手は → ティーヤ

※琉歌や組踊などの文語では融合しない例が多い。
例)てぃんさぐの花や

例のところの名詞が変化してるのは、いままでの説明を理解していたらわかるはずです。名詞を覚えつつ、変化の方法も覚える。

*過去形は2種類*

第一過去形(シタ形)
例)チヌー、ヌダン(昨日は飲んだ)

第二過去形(シヨッタ形)
例)アリガ、ヌムタン(あれが、飲みよった)
※話し手が目撃した時に使える。

ヌダンって飲まんっていう感じで、逆に聞こえますね。鳥取の方言では、「いかん」というのを、「いけん」というようです。知り合いが昔、車の合宿で鳥取にいったときに、信号が黄色から赤にに変わるときに、教官が「いけん」って叫んだらしく、「いけー」と聞き取って、アクセル全開で突っ込んだという話を思い出しました。(知らんがなってつっこんだ人は関西人)

*沖縄の係り結びの法則*

沖縄では日本古語にある用法「係り結び」が現在も頻繁に使われる。
例)命こそ宝なのだ → ヌチドゥ タカラ(ヤル)

係助詞ドゥは文末の用語(活用のある語)と呼応する→通常【終止形】で文を終えるところを、【連体形】にする。

水を飲む → ミジ ヌムン。という文をドゥで強調すると以下のようになる。

サケー ヌディ ウゥラン ミジドゥ ヌムル(酒は飲んでいない。水を飲んだ)

※ドゥは他の助詞のうしろにも使える。

例)タルーガ ドゥ カムル (太郎が食べるんだ!)

学生の新歓コンパの言い訳は強調して水飲んだと言わないといけませんね。それにしても太郎という固有名詞すら変化するのか?!

*まとめ*

長々とまとめましたが、ここの文法は1時間ほどでざっと進めていました。本当はこんなに一気に覚えるものではないようです。語学全般ですが、活字で覚えても結局話せないので、やっぱり人と話しながら覚えるのがいいですね。

学生時代の授業なんて単位取るためだけに必死になって覚えてましたが、興味もってると面白いですね。勉強は何歳からでもできる、こういう機会に巡り会えたことに感謝です。都合があれば毎回参加したいと思います。

2015-05-02 | Posted in カルチャーNo Comments » 

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