特別招待作品「神人〜ザンの末裔〜」沖縄の人魚伝説を題材にしたホラー映画
「島ぜんぶでおーきな祭」の3日目にシネマQで「神人〜ザンの末裔〜」を見てきたので紹介したいと思います
「神人〜ザンの末裔〜」
監督:又吉安則
キャスト:河内美里、千葉真一、李元玲、小橋川よしと、新垣正弘、城間やよい、玉栄日也美、上原一樹
作品解説
沖縄に古くから伝わるザン(人魚)伝説をテーマに、ザンの肉を食べたことにより不老不死となった兄弟と戦うことになる少女(ミナ)を描く。女子高生のミナは、親友のアスカと男友達の3人で「水難の碑」へ肝試しに行くが、怪奇現象に巻きこまれた男友達が死んでしまう。さらに、事故の後、入院したアスカが何者かにさらわれてしまった。ミナはアスカを救うためにユタ(神人)のハルと共に、ザンの末裔の秘密を知る老人を訪ねるが、恐ろしい謎を知ることになる
3D技術の問題?で映画館での上映は2重にブレるような状態になっており、急遽無料鑑賞+次回公開時に無料視聴可能なお詫び状をもらいました
トレーラー貼っておきます
沖縄のザンについて
wikiでは以下のような内容です
時おり数匹のザンが浅瀬に上がってくるが、漁師がこれを捕えて家へ持って帰ると、その家の主婦が死ぬか、家族の誰かが海で災難に遭うため、捕らえて食べる際にも決して持って帰ってはならず、浜で料理して食べなければならないという
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ザン
今回の映画のストーリーとは全く別の内容になっていますね。むしろ逆の内容です。映画ではザンの肉を食べることを目的に探し求めているような状況でした
脚本に問題あり?
※ネタバレになるため、ある程度説明を省いています
疑問点が多く残りました。
・最初に出てきたザンの肉を食べた人物は誰だったのか?(島から離れて死んだ)
・アタビーの奥さんの肉を食べたはずのイサトゥーはなぜ弟と体が分離していなかったのか?
・未子はなぜミナに厳しかったのか?
・弟が死ねば兄も死ぬことがわかりながらなぜ懸命に闘ったのか?(他の方法があるんじゃ・・・)
・不死身のために大金を払った鈴木が最終的にはほったらかし
看護婦はなにものか?とか他にもいろいろと腑に落ちない部分がありますが、舞台挨拶で監督が「3D映画が作りたかった。題材を探してザンの物語にした」とおっしゃっていたので、脚本の作り込みにはあまり力を使わなかったのかな?と思いました。完成したら映像は綺麗なのかもしれませんが、話としてはどうなのかな?と思いました
個性的なキャラクター
泉&やよいの「城間やよい」さんがユタ役で出演しており、ホラー映画ながら笑いを追加しておりました。以前紹介した岸本司さんの作品にも出演されており、最近沖縄にきた私としては、女優さんという印象の方が強いです、ニービチの条件非常に良かったです
沖縄のスピルバーグ。岸本司監督の「忘却の楽園」と「ニービチの条件」がとても面白い別記事で紹介したシアタードーナツにて岸本司監督の映画2本立てを見てきました。
沖縄コザのシアタードーナツが心地よい!カフェス...
そしてお笑い出身のフーチバー親方こと「新垣 正弘」も出演、映画鑑賞時には俳優さんと思っていましたが、舞台挨拶ではフーチバー親方で参上していました。初めて見ました
ぬーやるバーガー、ハンバーガー にふぇーでーびる、ボディービルの正体沖縄の人にはお馴染みのようですが、本土の人はまったく知らないローカルネタです。
テレビでガレッジセールがちらっとやってたみた...
また千葉真一さんも出演しており、映画に凄みを与えていました。沖縄が大好きらしくまだ撮りたい企画がいくつかあると仰っていたので、これからも沖縄を舞台とした映画が作られていくのだと思います
他にも個性の強いキャラクターをしっかりと演じることができる役者さんばかりが集まっており、お芝居という意味ではいいメンバーが集まっているのではないかと思います
まとめ
映像は残念でしたが、私自身初めての3D映画なので、次回劇場公開時には、メガネをかけて楽しんでみたいと思います
2016-04-25 | Posted in 島ぜんぶでおーきな祭 | No Comments »
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・最初に出てきたザンの肉を食べた人物は誰だったのか?(島から離れて死んだ)
・アタビーの奥さんの肉を食べたはずのイサトゥーはなぜ弟と体が分離していなかったのか?
・未子はなぜミナに厳しかったのか?
・弟が死ねば兄も死ぬことがわかりながらなぜ懸命に闘ったのか?(他の方法があるんじゃ・・・)
・不死身のために大金を払った鈴木が最終的にはほったらかし

